天王寺から路地裏に迷い込め

「南大阪」とは大和川を境に南側である!という声もチラホラ聞こえてきますが、そんな言葉を軽くいなしつつ、大阪市内在住の私としては北大阪の人も比較的アクセスしやすい天王寺駅周辺のディープスポットをご案内しようかと思います。

 

天王寺駅から西側に行くと「新今宮」という大阪環状線の駅がありますが、この辺りは大阪市の中でも最もディープな場所として有名です。今回はそこではなくもうちょっと手前南側、飛田新地の周辺、山王町あたりを歩いてみます。


JR天王寺駅から南に向かってチンチン電車の線路沿いにあべの筋商店街が伸びています。その西側、ちょうどあべのQ'sモールの裏手に阿倍野区旭町があり、さらに西に進むと西成区山王という場所があります。阪神高速道路松原線の東側、大阪市立大学医学部付属病院との間の非常に狭い地域です。この狭い地域には私の大好物の路地、路地裏がたっぷりとあり、昭和を感じる建物もたくさん見ることができます。


阪神高速の阿倍野入口脇から南に入るとすぐにこの「旅館明楽」が迎えてくれます。

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とにかくレトロ丸出しの外観で、一種異様な雰囲気があります。果たして現在も営業しているのかどうか定かではありませんが、Googleマップにはきちんと「旅館明楽」として表記があります。

そこから隣の道をさらに南に入ると素敵エリアが広がっています。

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私は普段撮影するときは時計も地図もまったく見ません。とにかく自分の嗅覚を信じて興味の向く方向、素敵な路地裏にどんどん迷い込んでいきます。そんな撮影方法なので、大変申し訳ないのですがここから先はどう歩いたのかまったく記憶にありませんので、とにかく写真をご紹介します。

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とにかく脇道、路地に入り込まないと話になりません。自転車や洗濯物など生活の匂いが漂う場所が好みです。

 

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この辺りの路地をウロウロしていると、よく見かけるのがこの看板。モノクロなのでわかりませんが、真っ青な板に「やるぞ!!」というポップ体の文字。まったくセンスの欠片も感じられませんが、よく意味もわかりません。何がやるぞなのか…。この場所では「小便するな」という看板の上に「やるぞ!!」と掲示しており、こう見ると「小便する気満々やん!」と思ってしまうのは私だけではないでしょう。

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ここは少し阪神高速道路を西側に越えてしまいますが、大衆演劇場のオーエス劇場もあります。劇場の外観も素敵なのですが切符切りのおっちゃんの刺すような視線に耐えられる人だけがシャッターを切れるところです。

 

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さてこの辺りを撮影するときには注意することがあります。それは飛田新地の内部では撮影しない方が良いということです。新地は昼間から開けているお店もあります。それなりの配慮をした方が良いと思われます。通り過ぎる分には何の問題もありませんし、普通に通ることができますからその点は安心してください。

 

飛田新地と東隣の阿倍野区旭町との境界はかなり明確に仕切られています。下の写真の右側は新地、左側が旭町です。旭町は完全な住宅街として開発されましたので、そのコントラストもなかなかのものです。

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使用機材

FUJIFILM X100T

 

エリア地図

 

竹歳豊

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大阪市内南部在住。東住吉区西今川のハウススタジオ「昭和の普通のおうちスタジオ +1」オーナーでもあります。普段はモノクロスナップ撮影が中心です。地の利を生かしたレポートができるよう心がけたいと思います。

メイン使用機材:FUJIFILM X100T , FUJIFILM X-T10 , Nikon FM3A , Nikon F6 , Yashica ROOKIE など

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