
前回の記事から間がなくの更新ですが、時期的に見頃を迎えますのでご案内させて頂きます。
シュウカイドウ(秋海棠)という花をご存じでしょうか?一部の方ですと漫画の登場人物の名前として有名らしく、湿気が多い・日陰、なのに明るさも必要となかなか難しい生育条件で、自然の中にあるとなるとレアケースのようです。
今回のご案内ポイントは前回の河内長野の更に少々奥地にあたる岩湧山。9月の中頃~末頃が見頃だそうです。
シュウカイドウ(秋海棠) ってどんな花?
実は私も全く知りませんで、近くの温泉宿の女将さんに話を聞いて行ってみたのですが、小さなピンクでそんなに密度も高くない山の花らしい感じです。
このお花、非常に湿度を好む傾向でして花は写っていませんが現場の湿度感が伝わるでしょうか?この写真で。
滅多に見れない群生
一輪だけ見ると少々写真に撮るには寂しい感じなのですが、そんな心配もすぐに消え山の斜面を駆け上るようピンクの小さな花が咲き乱れてます。
分かりますか?
この写真モデルさんには階段に座って貰っているのですが、階段がシュウカイドウの群生でほとんど見えません。
そして流石は「山」
この時、三脚を使って自分位置からは水平レベルにしていたのですが、この歪みよう。道中の所々に今は使われていないだろう階段とかベンチがありました、ちょっと趣旨は違うかもしれませんが「朽ちた感じ」が好きな方も楽しめますよ!
森ならではの光
そして森と言えばコレ、木々の中から落ちる光。最近の写真は傾向的に逆光が多いですが、真上からスポットで落ちる光は綺麗です。
で、真上からと書きましたよね?ここでご注意ください。ここまで森の撮影ですと日が一番高い時間に到着していないと光がなかなか入りませんので、行かれる方は時間を計算して行ってくださいね~。
帰り道
森での撮影を終え帰り道、同じ河内長野市内にある烏帽子山形公園という場所に立ち寄りました。先ほどの山と違って公園ではありますが立派に森です(笑)
シュウカイドウが目当てで無かったら、公園の森でも十分楽しんで頂けますよ。
ポイント纏め
・正午には撮影出来る時間に到着しましょう。
・車は細道なので気を付けましょう。
・駐車はなるべく山頂近くの「四季彩館」周辺で止めましょう、下の方に止めると撮影ポイントまで登りが結構大変です。
・食べ物は山では買えませんので事前に用意しておきましょう。
・かなり湿度が高いので機材の結露対策はしっかりとしていってください。
エリア地図
菊地治信
大阪市内で写真店の経営をしつつ趣味の活動として20年ほど撮影の企画とフィルム写真の普及活動を行い、現在はポートレートを中心に撮影を楽しんでいます。また今回のこのウェブサイトを機に、地元の撮影にも力を入れて行こうと思います。
メイン使用機材:EOS-1V,NIKON F3,MAMIYA RZ67